2018年10月のお知らせ

Oct 20

公立高校入試について ③ ・・・ 「内申点」 ③

受験情報等

 内申点を構成する通知表の評定は、「絶対評価」です。

「絶対評価」のメリットとデメリットについて述べていきたいと思います。

 

【メリット】

① 実力のある点数を取った場合に、正当に評価して「5」をもらえる。%に左右されない。

② 定期テストで失敗しても小テスト、提出物の頑張りしだいで挽回できるチャンスが増える。

 

【デメリット】

① 実力のない生徒であっても、提出物と小テスト、授業態度で評定が甘くついてしまっている。

② 内申点の評定が高い場合においては、注意が必要

 定期テストの総得点で点数が取れていない場合、自分の内申ランクを過信して、自分の実力以上の高校を受験してしまうこと。(内申点と当日点の実力が必ずしも現在は、同じとは言い切れません。)

 

 私の主観から

 

 定期テスト 430~450点以上 

 ⇒  入試当日  240点以上

 定期テスト 400点以上    

 ⇒  入試当日  200点以上

 定期テスト 350点以上     

 ⇒  入試当日  150~210点以下

 定期テスト 300点以上     

 ⇒  入試当日  130~180点

 

 札幌市内の上位校を志願する場合、定期テストの点数と入試当日点数の目安です。

 

 内申点をとれる実力をつけたら、定期テストでも点数を取れるようにしていきましょう。

 

 

 

 

 

Oct 20

公立高校入試について ② ・・・ 「内申点」 ②

受験情報等

 内申点を確保していくためには、「主要5教科」の成績はもちろん大切ですが、「副教科」の成績も重要となります。

 

 内申点の構成は、「副教科」…「音楽」「体育」「美術」「技術・家庭」です。「提出物」と「定期テスト」で点数を取れば、「4」以上の成績は、現在はつけてもらえると思います。札幌南・札幌北・札幌西・札幌東・札幌旭ヶ丘・札幌国際情報などを狙う生徒は、副教科は可能な限り「5」を取ってください。5教科がオール「5」であっても、副教科でオール「3」であれば、全体としては、「D」ランクになってしまいます。

 

 当日点が取れる生徒であれば、ランクがなくても「合格」できないわけではないですが、緊張して本番に弱いお子さんですと失敗してしまう可能性は高いです。そのため、できるだけ「内申点」の上積みをして、当日、緊張・体調不良で思うような点数が取れなかったとしても「内申点」でカバーできるようにしておくことが重要となります。

 

 副教科の「音楽」は、ピアノを習っておくことである程度の対策は取れます。また、「体育」は、スポーツを小学生の時にやっておくとよろしいかと思います。副教科対策は、保護者が何かしら手を差し伸べなければなりません。私は、副教科が苦手だったため、内申点に影響をもたらしました。定期テストの勉強も主要5教科と同様に、点数を取ってください。

 

 「数学」の「5」と「音楽」の「5」は、内申点を構成する評価としては、同じものです。副教科が足を引っ張ったという理由で、志望校を下げなくてはいけないのは、不憫でなりません。副教科対策もしっかりと行いましょう。

Oct 20

公立高校入試について ① ・・・ 「内申点」 ①

受験情報等

 北海道の受験において高校合格するための要件は、「内申点」と「当日点」です。

 

 今回は「内申点」について、説明していきます。

「内申点」は、9教科の学年末の評定により決まります。

 

 

 

① 1年生の3学期の評定 × 2倍

② 2年生の3学期の評定 × 2倍

③ 3年生の3学期の評定 × 3倍 

 

 ①+②+③=合計点  ⇒ 内申ランクが決まります。 

オール5で Aランク

オール4で Dランク

オール3で Gランク

オール2で Jランク

 

[ランク別 志願者の傾向]

 A・B上ランク「札幌南・札幌北」 

 Bランク「札幌西・札幌東・札幌旭ヶ丘・札幌国際情報」 

 Cランク「札幌月寒・札幌藻岩・札幌新川・札幌手稲」 

 Dランク「札幌平岸」 

 Eランク「札幌白石」

 

 私の時代は、「相対評価」であったため、札幌南・札幌北はCランク、札幌西・札幌東・札幌旭ヶ丘・札幌国際情報がDランク、札幌月寒・札幌藻岩がEランク、札幌平岸がFランク、札幌白石がGランクでした。評定「5」を取れる人数が、クラスで「7%:3~4人」、評定「4」を取れる生徒が「26%:8~9人」といった感じだったと思います。

 

 定期テストで「95点」以上取れても科目によっては、「4」の評定だったと思います。相対評価では、頑張っても「5」の評定がもらえない難しさがあったかと思います。

 

 現在は、「絶対評価」で評定が決まります。通知表の好評定の要件は、

① 定期テストの点数

② 提出物の期限順守と取り組み

③ 学習態度

④ 小テスト

 となっています。私の時代でも①~④は、ありました。

 

 

 

 

Oct 20

定期試験の準備はいかに?

教室長のおしらせ

 定期テストが近づいてきました。試験を乗り越えるためには、早めの準備が必要ですがどの程度の準備ができていますか?

 

 2学期末テストの試験範囲は広範なため、計画的な学習準備が必要となります。1学期の評定で思うような結果を残せなかった生徒は、今回のテストで挽回しましょう。試験の準備として、まず、取り組んでもらいたいのは、「学校のワーク」を3回繰り返すことです。最初から全問正解する必要はありません。間違えることは、誰しも当然に起こりえるのです。

 

 問題は、間違えた問題に対して、試験までに解き方を理解し、試験問題として出題されたとしても解ける状態にしておくことが大切なのです。

 

 2回目は、解けなかった問題、ケアレスミスをした問題を中心に、解きなおしをすること。そして、定期試験直前の土・日などのまとまった時間に再度もう一度解きなおしをするのです。人は「忘れる動物」です。1度問題を解いたからといって、たとえ解けたとしても繰返し解かないと、長期記憶としては残っていきません。

 

 試験で好結果を出せる生徒は、繰り返し問題を解くことによって、限られた制限時間の中で解けるように準備もしています。

 

 定期テストは、知識量と制限時間内で問題を解く能力が問われます。そのためには、繰り返し問題を解くことで知識の欠落と時間対応できるように準備をしなければなりません。

 

 アイリス個別学院では、定期テスト前にしっかりとした準備をして、試験に臨んでもらおうと考えております。試験前の準備に不安のある生徒は、アイリス個別学院で試験準備をしてみませんか。定期テスト対策をバックアップします。

 

 ホームページお問い合わせの欄より、無料体験授業希望を選択してください。「アイリス個別学院」で検索、(もしくは、https://www.iris-personal.com/ より)ホームページへアクセスできます。

 

 「できる」を増やしていきましょう!!

 

 

Oct 19

基礎学力定着講座 短期集中講座[全12回](①速さに関する問題 ②割合に関する問題)について

講座の案内

 基礎学力定着講座のお知らせです。

 

 小学生の算数におけるつまずく単元の「速さの文章問題」「割合の文章問題」を集中して行う講座を開設いたします。この単元は、中学生の数学「文字式・方程式」/理科「濃度を求める問題」において、どうしても習得しておかなければいけない単元となります。文章問題を苦手とするお子様の短期集中講座を実施致します。対象は、小学5年・6年生・中学生となります。

 

 

Oct 15

無料体験授業4回【定期テスト対策(もしくはお試し講師4名選択) 各1回ずつ(おまけ1回)/月先着10名まで受付】

塾内のイベント・キャンペーンについて

 塾選びにおいて、大切なのは講師と生徒との「相性」というのも重要だと思います。アイリス個別学院では、月先着10名様に限り、講師を選んでいただき、無料授業を受けることができます。講師の指導は、個々によって解法への説明の仕方が異なります。無料体験授業が1回だと他の講師との比較ができないと思いますので、4名4回までの無料体験授業を受講することを可能にしました。(月先着10名まで)

 各講師指導できる曜日と時間は決まっております。(なるべく生徒の希望時間に沿いたいところですが・・・/そのため、日曜日の受講も可能としております。)

色々な講師の指導を受けてみて、自分としっくり合う講師の指導を受けてみてください。

Oct 11

家庭学習の仕方 第4回「敵を知り己を知れば、百戦危うからず。」→「己を知る②=計画の立て方」

教室長のおしらせ

 家庭学習の仕方、定期テスト前の計画の立て方について、家庭学習のやる気をなくす原因の一つは、

 

 計画は立派だが、計画通りにこなすことができない。自分の処理できる限界の分量を計画に盛り込んでしまい、計画通りに学習が進まず、計画表を見るたびに作業の遅れが目立ち、やる気を失い、学習しなくなるという「負のスパイラル」を形成する形です。

 

 「負のスパイラル」に陥らないようにするためには、

 

 ① 自分自身の1日にこなせる分量を考え、できない分量を課さないことが大切です。 

 

 家庭学習が習慣になっていない生徒の場合は、まず、分量を段階的に上げていくことが 大切になります。ただし、定期テスト・入試の場合には、いつまでにその範囲をどのように終わらせるかという「期限」から逆算して、こなさなければいけない分量を計算することが必要です。普段から「期限」を逆算して、早い準備をしていれば、特別テスト前、入試前といってもあわてる必要がないと思います。

 

 ② 計画を作成するにあたり、計画がうまく回らない日のことも計算して、調整日を作成 することをお勧めいたします。

 

 予定外のことが起こった場合に、予め対処できる日を最初から盛り込んでおけば、その日をうまく利用して、計画を進めることができるからです。

 

 ③ こなさなければならない仕事を増やさない。

 

 端的に言うと、問題集をあれこれ増やさないということ。(問題集は、1冊の問題集を繰り返し解きなおすということです。)最低3回は、解きなおしてください。答えをおぼえているから、解きなおしをする必要はないと思うかもしれません。しかし、答えにたどりつくためのプロセス、解法を説明できるくらいになって初めて、問題が解けるわけですから、特に数学、理科などは、答えを覚えていることに意味はないのです。問題文の数値が異なる・問題文の操作などによって解けなくなるようでは、「できる」といえる状態ではないのです。

 

Oct 07

家庭学習の仕方 第3回:「敵を知り己を知れば、百戦危うからず。」⇒「己を知る①=必要時間を考える」ということ。

教室長のおしらせ

 第1回の家庭学習の仕方で、自分自身が該当するものは、何個あったでしょうか。

 私自身も中学生の時は、③のノート作りをすることに必要以上に時間がかかってしまい、他の科目に対する対策が弱くなってしまったという経験があります。

テスト範囲が出されてから、試験勉強を開始する段階で既に「準備不足」であるのです。

 

 大概の生徒が、「テスト範囲が出なければ、試験勉強などできない/試験勉強をはじめない」という生徒がいますが、それは間違いです。

 

 それは、なぜか。中学1年生であれば、第1回の試験は、一番最初からであり、第2回の試験においては、前回の試験範囲の終わりが明示されているわけですから、その次のページから定期テストの範囲になる可能性は高いわけです。テスト範囲の最後はどこかを考える場合、「少なくとも今授業で行われているところ」は試験範囲に入ると意識して準備をしてください。

 

 私の中学時代(啓明中)は、1学期中間テスト・1学期期末テスト、2学期中間テスト・2学期末テスト・学年末テストと成績をつけるテストが5回ありました。今では、1学期期末テスト・2学期中間テスト・2学期末テスト・学年末テストと4回実施されています(啓明中学校/伏見中学校の場合)。

 

 中学校による違いもあるのですが、1学期期末テスト・2学期末テスト・学年末テストの3回実施の中学校もあります。年3回の学校は、最低1カ月前から試験準備をしないと間に合わないでしょう。普段から家庭学習をして準備をしていれば、見直しをしていくことで試験勉強が完成していくわけですから、特別試験前だからと言って、あわてて勉強することはないと思います。

 

 理想的な家庭学習は、試験前に慌てて勉強をしなければならないという状況はない形、言い換えれば、普段の家庭学習でしっかり準備ができている形だと思います。