学力テストAが終わり、いかがだったでしょうか。ここから、3か月間、学力テストが続きます。
学力テストは、通知表の評定に入らないから、あまり勉強していないまま試験に臨んでいるかもしれません。
しかしながら、入試での当日点がどのくらい取れるかを判断する大切な試験となります。3回にわたる学力テストの
平均が入試の当日点という判断を中学校における担任の先生の評価をします。
そのため、三者懇談時に学力テストの点数が悪い場合、志望校の選択を下げられる提案をされます。
もちろん、生徒の頑張り次第で、その状況を打破することも可能です。
私が家庭教師していたころの生徒は、学力テストA~Cで、100点前後の生徒と170~180点前後の生徒の二人を指導していたことがありますが、入試当日、前者は、190点位の成績をとり、後者は、230点代の成績で合格しているので、学力テストが終わったあとに、しっかりと対策をしていくと入試当日において、成績を残せると思います。
定期テストの勉強と入試の勉強の両立について、どのようにするのかという問題があります。
英語については、中3で習っている勉強をしていると英語自体の勉強はできていると思います。成績が不安定な生徒は、文法の問題集で
一通り勉強をし直していくと良いかと思います。定期テストが終わったあとで、入試の過去問を解くことをお勧めします。
このように書くと、過去問の問題を解いて、〇つけをして、終わってしまう勉強をしてしまうと思います。入試の直前期は、時間制限を決めて問題を解くトレーニングは大切なのですが、この時期は違います。
大問の問題を解き終えた後に、是非行って欲しい勉強について記載します。
① 大問の英文の動詞に〇印をつけていきましょう。
A.この作業が正確にできると、接続詞についての理解ができていることになります。
動詞の数-1 =接続詞の数 になります。
接続詞とは、and , or , 接続詞のthat(省略有), 関係代名詞のthat,which,who , 仮定のif , when節などのことを指します。
長い文章というのは、こうした接続詞が見える形、見えない形であり、解釈をしづらくさせます。
まずは、正確に接続詞の数を見抜けるようにしましょう。
B.過去形の動詞での使い方なのか、過去分詞の形容詞的用法なのかの判断ができているのかという理解力の確認もできます。
be動詞+過去分詞の形になっていると、「受動態」と判断できたり、have + 過去分詞で「現在完了」などと分析できる
能力を身につけていきましょう。
② 時間配分を考える。
考えてもわからない問題には、時間をかけない。この「決断力」が重要となります。
できる問題を確実にこなし、確実に得点を積み上げていくことが必要となります。残り時間に余裕があるときに、もう一度解きなおすことにしましょう。
入試は、合格点を取ればよいのですから、「捨て問」があってもかまいません。満点を取る必要はないのですから、心に余裕を持つ意味で、志望校に応じて、失点を許容できる範囲を考えて解きましょう
ただし、学力テストが終わって、できない問題については、確実に2度目以降はできるように準備をしていきましょう。