2019年9月のお知らせ

Sep 30

中学準備コース(小学生)

教室長のおしらせ

 開校まもない頃に小学6年生が入会したのですが、年内に小学6年生の範囲を終わらせ、中学の勉強を始めた生徒は、第1回目の定期テストで英語・数学共に80点以上の点数でした。小学生の範囲で苦手な分野を終わらせ、中学の勉強を早く開始できることは、アドバンテージを作ることになります。
 
 小学生分野を早く終わらせることができるのも個別指導であるから、可能だと思います。もちろん、小学生分野の基本的事項が完成していない生徒は、しっかりと基本的事項を身につける勉強をします。

 現在通塾してもらっている生徒は、中2の数学の内容に入っていく予定です。塾で先取り学習をして、学校の授業時に復習するという
形は、生徒にとって、「学習の負担を減らす」ことにもつながります。定期テスト前は、しっかりと復習できる時間を設けることができるので、メリットは色々とあります。

 小学6年生のお子様で、先を見越したペースでの授業を望まれている保護者は、是非相談していただければと思います。

Sep 20

高校受験に向けた入試対策について 英語編

受験情報等

 学力テストAが終わり、いかがだったでしょうか。ここから、3か月間、学力テストが続きます。

 学力テストは、通知表の評定に入らないから、あまり勉強していないまま試験に臨んでいるかもしれません。
しかしながら、入試での当日点がどのくらい取れるかを判断する大切な試験となります。3回にわたる学力テストの
平均が入試の当日点という判断を中学校における担任の先生の評価をします。

 そのため、三者懇談時に学力テストの点数が悪い場合、志望校の選択を下げられる提案をされます。
もちろん、生徒の頑張り次第で、その状況を打破することも可能です。

 私が家庭教師していたころの生徒は、学力テストA~Cで、100点前後の生徒と170~180点前後の生徒の二人を指導していたことがありますが、入試当日、前者は、190点位の成績をとり、後者は、230点代の成績で合格しているので、学力テストが終わったあとに、しっかりと対策をしていくと入試当日において、成績を残せると思います。

 定期テストの勉強と入試の勉強の両立について、どのようにするのかという問題があります。

 英語については、中3で習っている勉強をしていると英語自体の勉強はできていると思います。成績が不安定な生徒は、文法の問題集で
一通り勉強をし直していくと良いかと思います。定期テストが終わったあとで、入試の過去問を解くことをお勧めします。
このように書くと、過去問の問題を解いて、〇つけをして、終わってしまう勉強をしてしまうと思います。入試の直前期は、時間制限を決めて問題を解くトレーニングは大切なのですが、この時期は違います。

 大問の問題を解き終えた後に、是非行って欲しい勉強について記載します。

① 大問の英文の動詞に〇印をつけていきましょう。

 A.この作業が正確にできると、接続詞についての理解ができていることになります。

 動詞の数-1 =接続詞の数 になります。

 接続詞とは、and , or ,  接続詞のthat(省略有), 関係代名詞のthat,which,who , 仮定のif , when節などのことを指します。
長い文章というのは、こうした接続詞が見える形、見えない形であり、解釈をしづらくさせます。
まずは、正確に接続詞の数を見抜けるようにしましょう。

 B.過去形の動詞での使い方なのか、過去分詞の形容詞的用法なのかの判断ができているのかという理解力の確認もできます。

  be動詞+過去分詞の形になっていると、「受動態」と判断できたり、have + 過去分詞で「現在完了」などと分析できる
能力を身につけていきましょう。

② 時間配分を考える。

 考えてもわからない問題には、時間をかけない。この「決断力」が重要となります。
できる問題を確実にこなし、確実に得点を積み上げていくことが必要となります。残り時間に余裕があるときに、もう一度解きなおすことにしましょう。

 入試は、合格点を取ればよいのですから、「捨て問」があってもかまいません。満点を取る必要はないのですから、心に余裕を持つ意味で、志望校に応じて、失点を許容できる範囲を考えて解きましょう

 ただし、学力テストが終わって、できない問題については、確実に2度目以降はできるように準備をしていきましょう。

Sep 01

勉強の秋ですね。

教室長のおしらせ

 9月になりました。受験・定期試験がだんだんと差し迫ってきました。

 「受験までいつまでに何をするのか。」を今一度考えて取り組みましょう。やみくもにやるのではなく、入試の問題には、必ず出題傾向があります。限られた時間の中で、いかに効率よく勉強するかは、出題される問題に即した勉強をするのが要領の良い勉強となります。
しかしながら、基本事項に不安がある場合は、きちんと基本事項を習得したうえで取り組んでいきましょう。

 よく間違える問題については、間違いノートもしくは、問題に印をつけましょう。繰返し復習する場合に優先順位をつけるために、行います。できる問題の復習頻度を抑え、できない問題・よく間違える問題に復習の勉強はシフトしていきましょう。
できない問題については、解説を読んで理解ができているのかどうなのか、解説に書いてある内容について、基本事項についての認識が間違えているのかという点です。基本ができていない場合、応用問題はまず解けることはありません。

 基本ができて初めて応用問題に取り組むことができるわけなので、基本事項を間違えている場合は、基本事項を繰り返し復習していきましょう。

 勉強をしていて一番大変なのは、いかに自分の頭に記憶させるかということになります。記憶の仕組みは、「エミングハウスの忘却曲線」が一番わかりやすいのではないでしょうか。

 「復習」「復習」と繰返し言うのは、記憶力というのは、反復しないと定着しないのですから、1度2度の勉強で定着できるものでは、
ないのです。そろそろ忘れそうだなと思った頃に、きちんと確認のための「復習」をすることによって、知識は定着していくものなのです。

 定期テスト前に記憶をする勉強を始めているようでは、問題演習の面での演習量・問われ方の練習ができていないため、せっかく記憶した知識を引き出すことができません。

 日々の勉強というのは、知識を少しずつ反復し定着させ、定期テスト前には、問題演習を行い、記憶した知識をスムーズに引き出すトレーニングをすることが、試験対策といえます。こうしたことを理解していると、日常やらなければならないことが明確になり、覚えることを後回しにしている結果、テスト前にあわてて覚えることに追われ、問題演習量が足りないまま、試験を迎えることになり、試験で勉強はしたのに、結果が出なかったということになるのです。

 エミングハウスの忘却曲線上では、次の日には、半分近く忘れているので、翌日・翌々日は、しっかりと復習してもらいたいと思います。そして、定期的に(主に土曜日・日曜日)今まで習ったことをしっかりと復習するということを行うということです。記憶がある程度できてから、問題演習に取り組むのが良いと思います。

 試験1か月前は、記憶7:問題演習3位で良いかと思います。試験が近づくにつれ、記憶1~2:問題演習8~9で取り組むと良いでしょう。記憶も問題演習もどちらもできて、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という状態にできていると思います。

 「敵を知り」ということは、すなわち、出題される問題形式、頻出問題、時間配分を考えなければいけない問題を自分で理解しておくということです。「己を知る」ということは、記憶、よく間違える問題を自分で理解していることになります。
この一方しかできていない場合、勝率は、50%となります。

 試験は、合格点を取れば、良いわけですから、必ずしも満点は取らなくてもよいので、捨てる問題があっても良いのです。
但し、合格点ぎりぎりの点数をはじめから狙うと、1割くらい点数が下がる傾向があるので、合格点よりも1割増し位の点数を取る気持ちで、試験準備をする必要があります。

 まだ、試験まで時間はありますが、慢心は、同じ過ちを繰り返しますので、試験に向けて、もう一度、自分の勉強方法を見直ししてみましょう。