2019年4月のお知らせ

Apr 22

新学期が始まって

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教室長のおしらせ

 新学期が始まって、約2週間が経過しました。部活動も始まって、勉強との両立が難しくなってはいないでしょうか。
柏中は、5月・6月に宿泊研修(中2)(中3)、中島中は、5月に修学旅行(中3)・6月に宿泊研修(中2)、伏見中学校も同様の日程かと思います。
定期試験前に、研修・修学旅行があるため、遅くともGWが終わったころから、定期試験に向けた勉強に取り組まなければなりません。
 
 定期テストの良し悪しは、普段の勉強の取り組みと定期テスト前の準備をどの段階から始めているかで明暗を分けます。中2・中3は、試験の経験値があるため、どのくらい前から準備をしなければならないかは、感覚的には理解してはいると思います。成績上位層の生徒との大きな違いは、その認識を理解して、「行動」を自発的に起こせるところです。

 近い将来の「受験」を見据えることが理解できているお子様は、定期テストの準備をしっかりすることで、常に成績を維持することができており、逆に感覚的に理解している生徒であっても、先々を見据えて行動ができないお子様の場合は、保護者の方で「行動を促す」ことが必要になると思います。「子供任せ」にできるのは、「将来を見据えて行動ができる」お子様であって、大概の生徒は、その認識があっても自己に甘いため、力の加減が定期テストが近づくにしたがって、エンジンがかかってくる、別の言い方をすれば、追い込まれない限り行動をしないのかもしれません。

 そうなると、試験を受ける前から大方結果がわかるようになります。

 学校の授業、塾での授業で勉強をし、理解できたとしても人は「忘れる」動物です。定期テストを見据えて、試験1週間前には、何回も間違える問題、苦手な問題を中心の復習と過去問の演習をする時間として、利用したいものです。上位層の生徒は、こうした準備を事前に、「計画的」にできるため、結果を出すことができます。

 テストで結果の出せない生徒に起因する問題は、下記の点があげられると思います。

① 試験準備期間が短く、記憶する時間に時間がかかり、問題演習量が圧倒的に少ない。
② 試験準備期間が短いため、全教科を勉強することが困難となり、やるべき量に圧倒されて、テスト勉強を投げ出してしまう。

 そのような生徒は、普段の学習ができていないということも考えられます。

① 家庭学習時間が学校の宿題をするのみ
② 部活から帰宅して、家庭学習ができていない。

 → 学校のワークの復習ができていないと考えられるので、出題範囲である学校のワークによる対策ができない。
   提出物の準備ができていないという悪循環に陥っているとも考えられます。最悪の場合は、「提出による平常点の獲得」のために模範解答の写しを行い、
   しのいでいる生徒もよく見かけます。

 そうした生徒は、やはり、すべてにおいて「準備」ができていないため、結果はだせない形となります。

 勉強は、日々の積み重ねと定期テストの日程に合わせた事前準備につきます。

 アイリス個別学院では、INPUT学習ができているかの土曜日の「確認テスト」と試験1か月前の日曜日の「定期テスト対策」を行います。
 定期テスト前には、色々とイベントが多くなってきておりますので、しっかりと準備をして乗り越えましょう。

Apr 21

家庭学習(小学生編 算数)

家庭学習の仕方(小学生)

 小学生の算数でまず先にできるようにしたいことは、

①計算のスピード力
 その前提として、計算の順序、分数・小数の計算の仕方を身につけることは必要です。磨きをかけていかなければならないのは、
速く正しく問題を解ける計算の能力です。

 中学生・高校生になっても計算のスピードは求められます。制限時間がある試験で、複数の大問を解くためには、計算が遅いと
その段階で合格点を取るための第一の障害となります。早く処理することを求められる試験で、計算が遅いと試験問題をすべてこなせないと理解することになるのは、中学生の定期試験で、顕在化すると思います。たかが計算なのですが、処理能力の速さで合否を分ける試験において、計算力というのは侮っていけない重要な能力なのです。

 その能力を習得する期間は、「小学生」だと、私は考えます。100マス計算において、トップスピードの生徒は、1分を切るくらいなのですが、10×10の100マス計算においては、2分を切るくらいの能力を身につけておかないと、中学の定期試験において、制限時間内に問題を処理するという壁にぶち当たると思います。

 「計算力」は、小学生のうちから日々身につけておくと良いと思います。私自身、小学5年生の段階で珠算3級を取り、珠算は辞めましたが、今100マス計算を生徒と競っても1分30秒以下で解けます。このくらいの能力があると、計算のスピードという点では、困らないかと思われます。計算は、毎日の練習と圧倒的な問題量をこなすことで身につく能力だと思いますので、日々計算の練習は、小学生の間は、練習をしなければなりません。

 計算のルールと分数・小数の計算、分数を小数の変換、その逆ができるようになった次に身につけるべきことは、

②「各公式をすべて理解し、記憶」していることです。

 代表的なことでいうと、各面積・体積の公式、比例式・反比例式・平均の求め方・割合・速さ公式の理解・記憶です。
これらは、中学でもう一度学ぶ単元ともなりますが、小学生の時に理解し活用できるようにしておけば、中学生では文字で表現された公式であるのみなので、特別も一度勉強をする必要性はなくなると思います。中学では、復習しているような感覚で授業を受けられると思います。

 いかなる時に質問しても即答できる状態であれば、小学生で身につけることの基礎学力は身についたことになると思います。

③グラフを書ける、正確に読み取ることができる能力を身につける。
 グラフの勉強は、中学での授業よりも小学生でしっかりと身につけなければなりません。中学1年で地理の勉強をするときに、グラフを読み取って、設問で要求される解答を文章、数値などで答えなければなりません。中学での授業もあるのですが、3学期に学ぶような内容となっておりますので、小学生の時にしっかりと身につけなければなりません。

 

④単位の変換をスムーズにできる。
 時間・面積・体積・重さ・割合など各単位があります。この変換の中で一番、小中学生が苦手にするものが分数・小数で表されたものを直すことです。例えば、1.75時間を時間と分にわけて、書きなさいと言われた場合に、1時間45分と答えられる生徒は何人いるでしょうか。また、分数を使って、なおすこともできるでしょうか。計算の次に重要な課題とも言えますので、しっかりとできるようにしておかなければなりません。

最難関は、「割合」(小5)、「速さ」(小6)の文章問題
 割合の文章問題では、文章を読み取り、何が「もとにする量」「比べられる量」なのかで迷うことが多いと思います。中学生でもつまずく問題であるものを小学生から取り組まなければならないので、大変理解し、習得するまで時間がかかると思います。この「割合」「速さ」の問題は、中学生になっても文字式、方程式で問題が作成され、「割合」は、理科の水溶液の濃度を求める問題として出題される可能性があるため、小学生のうちから理解し、正しく使えるようにならなければなりません。しかしながら、学校では限られた時間の中で、この内容を教えなければならないため、生徒が完全に理解し活用できるという生徒は、ごく一部の生徒に限られると思います。

 ①~⑤までの内容を取り入れた家庭学習が一番の理想的な家庭学習といえるでしょう。定期的に、1度解いた問題であっても忘れそうなタイミングでもう一度解きなおしたり、間違えた問題については繰返しミスがなくなるまで、解くべきだと思います。


 
 

Apr 18

家庭学習の仕方(小学生編 国語)

家庭学習の仕方(小学生)

 小学生の家庭学習において、取り組んでほしいことについて記載していこうと思います。

全ての学問の基礎は、「国語」になりますので、「国語」を中心に記載していきたいと思います。

 ① まず、学習の初めに、既存学年の教科書を手に取り、どの単元でも良いので「音読」をさせてみてください。
 [音読をさせる際に、確認すべき事項]

 1 教科書の本文を読む際に、どのくらい止まったり、読み間違えがあるのかを確認してください。

 1)ひとつは、言葉を知らないため、正しい区切りがつけられないことが考えられます。特に小学生の場合は、自分の都合の良い読み方をしたり、読み飛ばしなどがよく見られます。

 2)漢字の読みがどの程度できるかを確認します。「新出漢字」であれば、読めなくても仕方がないことですが、既に習得しているはずの漢字の読みができない場合、漢字に対する不安が拭えません。漢字が読めないと、文章を理解することが困難となります。そのため、漢字の読みがしっかりとできるかは確認する必要性があります。

 3)知らない言葉は、語彙を増やすために国語辞典を引く習慣もしくは、インターネットで手っ取り早く意味を理解していきましょう。

2 読む速度がどの程度か確認してください。

 1)最初は、つまづいている部分を確認し、取り除く必要性があります。そのため、区切りの仕方、つまづいている漢字の読みはしっかりとできるように  していく必要性があります。

 2)つまづきの要因を取り除いたら、つまづかないで音読することができるかを確認していきます。同じ文章を何度も読むことで、基本的な読解速度は、習得できると思います。

3 同じ文章は、すらすらと読めるくらいになるまで繰返し読むということです。

 題材は、何でも良いのですが、ベーシックな能力を身につけるためには、基本的なことを繰り返す必要があります。同じ題材を読むことで、読む速度は、
どんどんと速くなっていきます。他の題材に進んだとしても、その速度は、急激に落ちないと思います。また、何度も同じ題材を読むことで、題材の理解力が増していくため、自ずと「読解力」の基本が出来上がっていくと思います。


 国語の教科書の内容は、非常に良いテキストとなると思いますが、教科書を読むことが不得手な生徒は、興味のある本で練習をする方法もありかと思います。
(動物の図鑑・物のつくり方の本など)


② 漢字の練習は、1冊のテキストを繰返し行いましょう。

 1 まずは、読みを中心に漢字の読みを完成させましょう。読み書きを同時に行うと、反復学習の機会が奪われてしまいます。集中的な勉強をするよりも一定の間隔をあけて、繰返し勉強をしたほうが良いので、1週目は、読みを中心に終了させる。できなかった漢字については、できるようになるまで、毎日練習させる。(できなかった漢字が多い場合は、翌日も同一単元を勉強させ、先に進まない。)

 2 読みを完璧にしたあとは、書きを中心に3周させる。一定の間隔をあけ、抜け落ちても取り戻す学習をしてください。
  (1週間後の日曜日、1か月後の日曜日、半年後の日曜日など)

 * 国語ができないと、全科目できなくなるおそれがあります。他の科目は、日本語で書かれているわけですので、当然、日本語の理解ができていないのであれば、文章を読んで理解することなど難しくなると思います。国語という科目は、日本語で書かれているがゆえに、家庭学習の優先順位が低くなる傾向にあります。勉強の理解が進まない生徒は、「国語教育」を今一度見直す必要性があるかと思います。

 数学の文章問題ができない生徒は、国語の能力が欠如していると考えられます。パターンで解く方法もありますが、文章を正確に読むことができれば、自分勝手な思い込みで問題を解いたりしないと思いますので、国語の勉強はしっかりとしていきましょう。



Apr 08

新学期スタート

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教室長のおしらせ

 いよいよ新学期がスタートしました。学年が進級したので、新しい目標をもって勉強をして行きましょう。
漫然と勉強をするよりも目標を決めて、勉強をしたほうが学習意欲は高まります。家庭学習の習慣がない生徒は、
できるところから初めて、継続していくようにしましょう。