2020年9月のお知らせ

Sep 11

定期テストの勉強について

教室長のおしらせ

 定期テストの勉強の仕方はどのようにすればよいのでしょうか?

① 知識を覚える  
② 問題文に応じた解答を作ることができる
③ 限られた時間に解答を作ることができる


                          という準備をしなければならないということです。

 定期テストの勉強時間はどのくらいする必要があるのでしょうか?

 どの科目もまんべんなく回すことを考えると、
 (平日)
  1教科20分で、5教科100分(1時間40分)
  1教科30分で 5教科150分(2時間半)
  1教科40分で 5教科200分(3時間20分) となります。
 (休日)
  1教科50分で、5教科250分(4時間10分)
  1教科60分で、5教科300分(5時間)

 部活動をしている生徒、塾に通っている生徒など色々と事情が個々で異なります。

 平日の勉強は、学校などもあるのでたくさん時間を確保できないと思います。塾で勉強している生徒は、塾で勉強した時間は、その科目の勉強した時間とみなして、他の科目の勉強をしましょう。
 
 「得意科目に時間をたくさんかけないようにしましょう。」どうしても好きな教科には、時間を長くかけたい気持ちがあると思いますが、大好きな教科は、一番最後にしたほうが良いでしょう。(勉強するときにエンジンをかけたい場合は、好きな科目から取り組むと良いかもしれませんが、決められた時間で勉強しましょう。)

 休日の時間の過ごし方(土曜日・日曜日)
  ① 平日できなかった内容の予備日として使う。
  ② 試験勉強をし始めた日(最初に勉強したところの単元)から、現在試験勉強の準備を終えたところを全て総復習する。

 試験範囲は繰返し勉強することで、「骨太」にしていく必要があります。

  試験勉強をしている生徒で、結果が出ない生徒の原因が、

 単元を1度勉強しただけで、「すべてを理解し、記憶している」と勘違いしていることにあります。

 覚えるべきことが即答できるくらいに、答えを引き出せるようになっていなければ、その単元の勉強が完了したとは言えません。
そのためには、定期的に今まで学習した単元を見直す必要があるのです。


 【①知識を覚える】INPUT学習

(1)教科書を読む
 前提知識は、授業を受けているでしょうから、ある程度はあると思いますが、一度整理をするために、基本書すなわち教科書を一読しましょう。この段階では、「覚える」のではなく、教科書を読むことを通して、バラバラになっている知識を整理しましょう。

(2)出題されている用語・問題を教科書に目印をつける。
 問題集・学校のワーク・定期テストの過去問などで、穴埋め・問われている用語を教科書に印をつけましょう。

(3)教科書を読み返す。
 教科書に印がついていると思うので、もう一度、印がついている部分の文章の前後を意識しながら、教科書を読み返す。
この時に、「覚えてやるぞ」と意識しながら、用語を覚えるようにしましょう。

 * 用語が出てくるたびに、10回発声して覚える。ノートに、書写する。赤シートで隠して、何度もその部分を見返す。

 ☆ 目標ページ(例4ページ、ワークの単元とか、Program1(1)など)

 【②問題文に応じた解答を作ることができる】OUTPUT学習

 (1)INPUT学習を一通り終えた後、問題集に取り掛かります。事前に、どの問題が出題されているかを確認する段階で、模範解答を見て、教科書に蛍光ペンでラインをつけたときに、眺めたかもしれませんが、本格的に解き始めるのは、このタイミングです。
 (2)どの教科もまんべんなく勉強するために、どの問題を解くかを設定しましょう。
 (3)問題を解くときのポイント

 <知識系の問題(知っているか・知らないか、覚えているか・覚えていないかの問題)> 漢字・単語・用語の問題など
  例えば、「豊臣秀吉が亡くなった後、東軍と西軍にわけて戦った、1600年の天下分け目の戦はなんですか。」と聞かれた場合に、
解答 関ヶ原の戦いと即答できれば、覚えているのでOKなのですが、自己診断をしなければなりません。

[自己診断]
 ① 知らない・・・INPUT学習の時に、抜け落ちている項目であるため、教科書にもう一度線を引き、土曜日・日曜日の総復習の時間時に、もう一度、教科書を読み返し、覚えなおしましょう。
 ② うろ覚え・・・即答ができないということは、まだ、完璧に覚えているとは言えません。もう一度、記憶しなおしましょう。

 <数学・理科の問題>
  数学・理科の文章問題で、問題と向かいあった場合(初見の問題)で3分程度考えても解法がわからない場合
 この場合は、すぐに解答をみて、解答を写しながら、解説を読んで理解できるのか、できないのかを判断しましょう。

 問題は、この時に「できないことで才能がないとは、思わないでください。」教室長は、数学の問題でこういう問題が出てくるたびに、
自分自身は「数学の才能がないんだ」と思いました。そうして、数学の勉強時間を減らして、好きな科目に時間をかけるようにしました。
これは、あまり良い勉強とは言えません。初見の問題は、解けなくても良いのです。手がかりは、色々な問題を解くことによって、見出すことはできるようになります。数学の問題は、ある意味パターンの問題もあるので、できない場合は、模範解答を写し、解説を読んで、解法を理解し、もう一度、同じ問題に挑戦したときに、できるようにしておくことで解決できるのです。

 しかし、解説を読んでも理解できない場合は、友達・先生・塾講師などに相談して、どうしてそうなるのかを理解する必要があります。

 「わからないことを放置しない。」「理解しても解けるまで繰返し問題を解く」
 
 ということが重要です。

 <国語・社会の記述問題>
 国語の場合は、教科書を何度も読んでいることが前提ですが、問われる問題もワークの出題が多いので、自力で一度問題を解いて、抜き出し部分が整合しているかどうかを確認しましょう。その後、模範解答の答えと見比べ、模範解答の答えとかけ離れている場合は、どの部分を抜き出してほしいのか、まとめなければならないのかを確認しましょう。
 そのあとで、模範解答を覚えていくと定期テストでは、良い点数が取れる可能性が高まります。
 類似問題は、塾の教材でも色々と解いて、問題の出題され方、答案のつくり方を経験していきましょう。

 社会の場合は、物事の背景を知らないと答えを導くことが困難となります。教科書読みは、その背景を知るきっかけとなりますし、問題集の問題・過去問で出題されている問題というのは、よく聞かれる問題が出題されます。正答できない問題は、問題文と模範解答を覚えてしまいましょう。

 <英語の問題>
 ①文法的ルールをINPUT学習で理解し、覚える
 ②英単語・熟語をINPUT学習で練習し、覚える。
         ↓
 ①②ができて、初めて問題集に取り組めます。
 問題集を解いていて、わからない単語・熟語は意味を調べて、すぐ覚えましょう。
 間違えた問題は、できるようになるまで解きなおす。その前に、どういうような間違いを自分がしやすいのかを確認しましょう。