2018年11月のお知らせ

Nov 30

冬到来ですね

教室長のおしらせ

 毎日、日ごとに寒くなっていきますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 受験生は、体調管理も重要になります。風邪・インフルエンザにならないように、予防接種・手洗い等をして、しっかりと予防しましょう。
残された時間を考えると、無理をして、体調を崩してしまうケースもありますが、それでは今まで無理した分が意味をなさなくなってしまいます。
十分な睡眠と栄養のある食事をとって、試験勉強を充実させましょう。

 残された時間が少なくても「効率の良い」勉強ができれば、間に合うことも可能です。私自身は、宅地建物取引主任士の試験の勉強は、権利関係を除いて、全く勉強していない状態で、2週間で合格することができました。その代わり、1日7~8時間程度の勉強はしましたが・・・。その場合の効率の良い方法は、テキストを一読したうえで、毎年出題されている部分を分析して、出題範囲の得点の割合も算出しました。出題されない範囲を勉強するのは、無駄以外のなにものでもないため、試験で問われているところを集中的に取り組む方法が有益となります。また、出題されている範囲の過去問を2~3年程度実施して、毎日繰返し解きなおしました。

 司法書士試験の勉強をしていたため、権利関係は仕上がっていた油断もありましたが、2週間での勉強はとても大変でした。無駄を極力なくし、同じ問題を繰り返し解くことと、解説と基本書を熟読する作業で、合格点は取れました。最後まで、あきらめなければ、結果はついてくると思います。また、時間があれば、
資格試験に取り組んでみたいとも考えております。

 悔いのない勉強をして、試験で結果が出るように、最後の追い込みを頑張りましょう。

Nov 16

家庭学習の基本

その他

 家庭学習の基本は、教科書を読むことです。残念なことに、教科書を読むのは、おそらく学校の授業の時しか読んでない生徒をよく見ます。自立学習の基本は、教科書を読むことから始まります。教科書を読んでもわからない内容というのが、当然つきまとうため、「わからない内容を読んでも意味がない」ように感じてしまい、わかりやすい説明をしてもらえる人に教わる受動的な学習になりがちです。受動的な勉強が悪いわけではないのですが、教えてもらったことで物事を解決してしまうために、基本書である「教科書」を読まずに問題集に取り組む生徒が多いのが現実的なところなのではないかなと思います。

 学校で習った範囲に関しては、「教科書」でもう一度内容を確認してみるという基本的なことを「習慣」にできるかが家庭学習の基本だと思います。家庭学習の基本は、習ったことを「復習」するという習慣です。そのためには、基本書である「教科書」を読み、自分の力で授業で習ったことを本文を読み返すことによって、理解できているのか、わからないことはないのかということを文章を読むことを通して、できるかどうかが家庭学習の基本となります。

 教科書を読んだ後に、学校で習った範囲の問題集を解くことによって、理解したことを「実践」できるかどうかを試すことが基本的な学習スタイルだと思います。

 家庭学習の基本的な形は、「復習」でよく、「予習」はいりません。

「学校の授業」→「授業で習った範囲の教科書を読む」(既習範囲の教科書の範囲も間隔をあけて読み返す。」→「類似問題を解く。」(既習範囲も含む)

① 教科書読み
 学校の授業で習った範囲だけではなく、1週間前・1か月前に習ったことをすぐに引き出せるように、一定の間隔を作って読み返す、努力が必要だと思います。
小学生の教科書の内容は、基本的事項なので、授業中の説明を受けるだけで理解できるのが原因で教科書を読まない生徒が増えていくのだなと私は思いました。
そのため、家庭学習の基本の「教科書(基本書)」読みをしない生徒が出てきてしまい、読解力を養う過程を経ないため、自立学習どころか、家庭学習もままならないという状況が、学年を追うにつれ、学力の差として「顕著」に現れてくるのではないかと思います。

② 問題演習
 ①の教科書読みは、「INPUT学習」と呼ばれるもので、INPUTした知識を問題演習を通して、実践する場が必要となります。問題演習は、「OUTPUT学習」と
呼ばれる勉強で、教科書の問題以外に、より高度な問題があったりします。「初見」では解けない問題もあり、解けない問題に遭遇した時には、何十分も時間を費やすのではなく、ある一定の自分ルールを決めて、3分以上は考えないで「解説」を読んで「理解」することに努めるべきです。
 次の日、その次の日、1週間後、1か月後などと、定期的にやるべき日時を決めて、反復サイクルの期間を決めて、思い出したり、解きなおしをしたりすることが問題演習では大切なのです。

 人の「忘れる」ということが厄介でもあり、良いところでもあるのですが、つらい思い出とか四六時中鮮明に浮かび上がると精神的に参ってしまうため、「忘れる」機能は大切だと思います。忘れることを前提に、「繰り返し」のルールを作ったうえで、忘れそうになったら思い出すという訓練を繰り返し行うことによって、知識として定着できる過程となっていくわけです。

 「繰り返し」の間隔も適度に開けることが必要です。単語練習・漢字練習は、できるようになるまで繰り返す必要があります。また、解けない問題についても
解けるようになるまで、解く練習をする。解けるようになって初めて、一定間隔をあけて、繰り返し問題を解くという作業を繰り返すわけです。

 こうした内容の「家庭学習」が非常に大切であり、自分で考えながら、家庭学習の効率化をはかることができれば、より良い勉強が見いだせるのではないかと思うのです。

 家庭学習の習慣のない生徒は、まず「教科書」を読み返すことから始め、その次に問題の演習をこなすという基本的なスタイルを定着してもらいたいと思います。

Nov 13

基礎学力定着講座・中学準備講座のご案内

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教室長のおしらせ

 基礎学力定着講座の更新です。

 中学生の学年に応じて、「英語」「数学」の講座を用意しました。入塾する際に、既存学年における基礎学力を取り戻さなければならない生徒対象向けの講座となります。週回数1回~2回では、定期テストで平均点以下の生徒の「取戻し学習」が全然追い付かず、毎回の定期テストでの得点が取れない現実を踏まえ、集中的に「さかのぼり学習」をして、週回数1回~2回で授業に戻れるためのコースを用意しました。

 わからない範囲を徹底的に短期間で集中学習をすることによって、基本からやり直すための講座となっております。

 小学生向けの講座として、「英語」の講座を用意しました。全25回でテキストが完了する予定で作成しましたが、個人差があるため、つまづいた単元に関しては、じっくり時間をかけて学習できる講座となっております。できる限りの中1文法を先取りして、中1の授業の英語力に差をつけることを目的としています。

Nov 10

高校生になると感じる「難易度」について

高校生向けのお知らせ

 中学時代とは違い、高校生になると勉強が途端に難しくなったと感じると思います。私自身も高校生の時は、急に難易度が上がり、英語にせよ、数学にせよ、生物などの科目など、まず覚えるべき知識量に圧倒されました。私自身、高校生になると勉強方法に悩み、学校に行きながら、某大手予備校の授業を受けることにしました。

 高校1年生の春から夏まで、予備校に通って得たものは、学校とは違う勉強でした。そのため、学校の勉強もしなければいけないですし、予備校の予習もしなければならなくなり、夏で予備校に通うのを辞めました。そこからは、独学をしていたのですが思うように成績は上がりませんでした。

 中学生まで、学習塾に通うことに慣れている生徒の場合、勉強の習慣自体は、学習塾に通うことによって、受動的に勉強を受ける環境のため、「何をどのようにすればよいのか」考える勉強方法ではなかったと思います。与えられた教材を利用して、定期テストの過去問を渡されたりして、テストに臨むにあたって必要な分量をある程度、学習塾の方でお膳立てしてもらえている環境においては、「自分で本当の意味で勉強をする力」を身についていないため、高校生になると勉強のしかたの方向性を見失う生徒が多いと思われます。

 独学で勉強をしているとき、私自身、大学に入ってから気づいたのですが、「勉強方法が確立していなかった」ということが大きな原因だったと思います。
勉強は本来、能動的に行いながら、勉強方法を確立していくべきであるのですが、学習塾(集団授業)の授業で受動的に受けていることで、成績を維持していた私の場合は、自分で考えた方法で勉強をしていたのではなく、学習塾の一定のプログラムによって、勉強をさせられていたからに過ぎないのです。

 大学時代と社会に出てから、自己啓発の本も読みましたが、「勉強方法」についての本をよく読みました。そもそも自分自身の勉強の仕方が悪かったのではないかと思い、勉強方法を見直すことから始めました。まず自分自身が振り返って悪かった点を記載しておくと、
 
 ① 問題集の数・参考書の数は、たくさん持っていた。
 ② 問題集の利用のしかた・教科書(基本書)の利用が悪かった。
 ③ 反復継続回数が足りなかった。
 ④ 分量の多さを分析できなかった。

 ① 問題集の数・参考書の数が多いこと。
 これは、仕事量を増やすことにつながります。優秀な生徒がこの問題集いいよというと、とりあえず買って所持していることが多かった。問題集が多いと反復継続をするのに影響が出ます。中途半端にあれもこれも問題集を持つより、大学の傾向に即した本を何度も繰返しやるべきです。その際に、問題集は解説の部分が充実している問題集が良いです。途中過程のわからない問題集では、どこでつまずいているのかがわかりません。そのため、問題集を選ぶ場合は、解説が充実している問題集を選ぶべきです。

 ② 問題集の利用のしかた・教科書(基本書)の利用方法について
 私は、資格試験に独学で臨んだ場合に、基本書を繰り返し読みました。最初は、ほとんど内容がわかりませんでした。それでも我慢をして、繰り返し読んでいると全体がつながり始めて、だんだんと理解できるようになりました。高校時代の私は、基本書を繰り返し読むことをしていなかったと思います。最初から全部を理解できなくてよいのですが、完璧主義者であればあるほど、「理解していないで先に進むことが不安」に感じると思います。私自身は、わからないまま先に進んで本当に良いのかと思いましたが、最後まで基本書を読んだ後に、基本書を何度も繰り返し読み返すうちにだんだんと理解が深まっていくので、完璧を求めることはないです。問題集の解説を読んで、違う角度から基本書の内容を理解できることなどもありますので。
 
 問題集・過去問を解く場合でも「初見」で解けない問題というのは、存在します。

 私は、高校時代の数学で、高校入試で8割は取れていたのに、高校数学ができなくなったと実感したのは、教科書と一緒に買わされた問題集の難易度の高い問題が「初見」で解けない度に、「自分自身は数学的センスがないんだ」と絶望感にとらわれ、数学を勉強することを諦めました。しかしながら、数学のできる友人に聞くと、「初見」で解けることは、まずありえないというのです。解けない問題の解き方を解説を見ながら理解して、繰り返し練習しているとできるようになる。高校時代の私は、その努力を怠っていたなと思いました。そのため、基本書を読む大切さを学びました。基本書は、教科書でなくてもよいです。解説の充実している本を教科書のように繰り返し読むべきです。その後、基本書で範囲を一通り終えた後で、問題集の問題を解くのではなく、解説を読みながら、解き方を覚えていくべきです。

 解けない問題に時間を浪費するくらいであるならば、解説を読んでその問題の解き方を理解できる能力があるかどうかを分析してください。理解ができないのは、何らかの知識が不足していることを意味します。その場合は、説明を受けられる人に教わると良いと思います。家庭教師・塾講師・学校の先生でもよろしいかと思います。私は、初見で解けない度に、数学的センスが自分にはないと思い込み、勉強することを諦めてしまいました。たいした努力もせずに、できないことを自分の能力の足りなさと思ったことは、愚かだったと思います。

 ③ 反復継続回数について

 問題集を解くときに、やみくもに反復継続をすればよいというわけではありません。高校の内容は、中学生が高校受験する分量の3倍から4倍以上の分量があるような気がします(主観ですが・・・)。そうなると、自分自身の記憶力とも相談しなければなりません。長期記憶として残っていくためには、繰り返し問題集を解く必要性があるのですが、そろそろ忘却しそうだなというラインでもう一度問題集をやるのが良いと思います。記憶力の本を読んだりすると、忘却曲線など色々とあります。そのタイミングで、思い出したり、記憶を呼び起こす勉強をしなければなりません。

 しかしながら、現実問題として、そういう時間はあまりないかと思います。普段の勉強をするだけで手一杯だと。土曜日・日曜日をうまく利用するのは、どうでしょうか。土曜日は、調整日。日曜日は、今まで学んだ内容を思い出す日として活用するのです。そろそろ抜け落ちるタイミングとかに、繰り返し解くということで、だんだんと「忘れにくい記憶」として、定着していくはずです。

 敵を知り己を知る。「己を知る。」ということにおいては、自分の記憶力とは、どの程度なのかを分析しながら、問題と向き合うことが必要です。定期テストなどで点数が取れない原因の一つが、そろそろ抜け落ちるタイミングで復習していないことが原因です。やるべき分量も多い中で、自分自身と向き合うことは必要です。

 

④ 分量の多さを理解できていない。

 科目数が多い、大学受験準備をイメージしてください。高校入試が終わり、高校1年生はほっとして、勉強に対して一息入れているかもしれません。気持ちはわかりますが、受験に必要な科目数を考えてみてください。志望する大学は、受験科目が何科目必要ですか。勉強していない状態でも調べることはできるかと思います。試験科目に必要な科目数、問題傾向を見てみると良いと思います。そうすることで、受験準備に必要な時間を逆算すると良いと思います。

 試験科目数と覚えるべき分量を把握しなければ、受験準備に必要な期間をイメージできないと思います。高校入試を終えてから準備をする生徒は、33ヵ月の準備期間になります。学年が進めば進むほど、準備期間がなくなります。

 最初からできる必要性はないです。大学入試を受けるまでに準備をするのが一番重要なのです。その期間は、学年が進めば進むほど、残された時間が少なくなるのです。勉強ができなくなったからと言って、逃げ出してもどんどん状況を悪くしているにすぎません。大学入試を考えると、準備の期間は早ければ早いほど良いのです。

 過去問を分析することによって、無駄な勉強をすることを極力避けなければなりません。出題傾向の分析は、効率の良い勉強をするための要領の良い勉強となります。敵を知らずに戦っても勝率は下がるに決まっております。しっかりと分析しましょう。
 

Nov 10

学力テストを終えて・・・

教室長のおしらせ

 私が学生の頃、家庭教師をしていた生徒は、合格ラインぎりぎりの生徒でした。当時の学力テストの結果を振り返ると、170点代の生徒でした。平岸高校の進学を志望していた生徒でしたので、学力テストABCの結果を受けての2学期の三者懇談においては、担任の先生による後押しがあるかわからないけど、本人の進学したい気持ちがあれば、3か月でまだまだ当日点は上がるからあきらめないようにしようと伝えました。

 学力テストの分析を私自身で確認し、得意な分野と苦手な分野を抽出、3か月間の期間で効率的に上げる方法を考えました。

【英語】
 英語で点数が取れていないため、学力テストABCは、すべてパラグラフ(段落ごと)に全訳をさせ、オリジナルの文法問題を取り込みながら、学力テストで問われた問題を載せ、しっかりと復習させました。本文を全訳させることによって、意味が取れない原因を抽出します。和訳させることによって、単語の知識の不足なのか、文法的な知識の不足なのかを確認できます。単語の知識であれば、単語の練習をしてもらえばよいのですが、文法的知識の欠落は、穴埋め問題、英作文にも影響してくるので、英文1文に用いられている文法を掘り下げていきました。

 学力テストAの英語を復習するだけでも3~4回の時間がかかりました。大問1問を1回の授業で確認する。和訳、文法的知識を確認していく作業は、丁寧にやらなければ身につかないのと、実践で問題にどう向き合うかということも指導しなければなりません。基本的な作業として、英文1文に「動詞」が何個あるのか、動詞の数ー1は、接続詞が隠れていることになります。その接続詞を見破ることができるのか、また、「動詞」を正確に選び出すことができるのかが基本的な能力となります。特に過去分詞の場合、過去形の動詞なのか、過去分詞の形容詞的用法なのか、前にbe動詞を伴ったり、have(has)がないのかなど、きちんと見抜けているのかということを細かく確認していきました。正確な和訳ができると、本文の内容正誤問題は、簡単に解くことができます。また、段落ごとに正誤問題を照らし合わせていけば、正解を導きやすくなります。穴埋め問題については、前後の文の理解と文法的知識の融合となります。
 不定詞、分詞の形容詞的用法、接続詞など、設問の傾向は多岐に渡ります。本文の内容をしっかりと理解できていれば、空欄にどの文法的知識を利用して、埋めるとふさわしいかがわかると思います。

【数学】
 数学の問題の対策は、学力ABCと過去問から、毎年問われている問題を踏まえ、「関数」「図形(証明)」は、必ず交互に1日1問解くようにしました。また、入試で正答率の高い、計算問題と方程式問題については、分量は少なめに設定して、毎日の課題を出しました。
関数の苦手な生徒だったため、基本的な式、たとえば、y=ax+bなどの基本的な式をいえるのか。そして、a,bの名称の確認。グラフからどう読み取るかという基本的な知識をあたりまえにできるように反復してから、入試で問われる問題に向き合いました。まず、関数の問題ができていない生徒の大半は、基本的知識があやふやなことが取り上げられます。設問の最初の方は、基本的な問題が問われています。設問の後半になると、難易度の高い問題が出題されますが、関数の問題を解く際に、目的の座標を見つけ出すために、tなどの文字を置いて座標を例えば(t,t+3)のように置かせて、解かせる問題などがあります。

 学力テストもしくは、過去問などを解いている生徒は、問題慣れしているため、こうした考え方が身について、問題に取り組むことができるのですが、問題量をこなしていない生徒は、こうした考え方がそもそもできないのです。そのため、「関数」と「図形(証明)」問題を交互に解かせるのは、問題量をこなしながら、こうした考え方を身につかせることを考えるためです。

 証明問題(合同、相似)は、頻出の問題です。出題される可能性が高いとわかっていても、練習しないのは、「愚」以外のなにものでもありません。私自身も中学生の時は、図形の証明問題が苦手でした。出題される可能性が高いことがわかると、最初は問題をみては、よく間違えましたが、間違えた問題を何度も解きなおしました。同じように家庭教師で指導していた生徒にも、最初は時間を設けないで、解かせていましたが、1月くらいからは、制限時間を設けて解かせるようにしました。

【理科】
 理科の問題の対策は、自分自身の得意な分野と苦手な分野を知ることから始まります。大概の生徒は、「生物」の範囲は得意かなと思います。「知識」量で決まる範囲は、覚えてしまえばできるからです。大半の生徒が苦手な分野は、「化学」「物理」「地学」の範囲でしょうか。化学は、化学式、イオンなどの範囲を苦にしている生徒が多いです。イオンの前提は、化学式をしっかりと覚えなければなりません。物理の範囲は、力、電流が苦手の範囲の生徒が多いでしょうから、この範囲を苦にしている生徒は完全にできるように短期間で練習しましょう。理科の範囲は、苦手分野を決めて集中的に取り組んでもらえれば、得点源にできます。まずは、自分のどこが苦手なのかを学力テストで、分析して取り組んでみると良いでしょう。


【社会】
 社会は、地理・歴史・公民に分かれます。公民は、学校の授業に取り組みながら、前の範囲もしっかりと復習しましょう。
地理・歴史は、薄い問題集を繰り返し解きましょう。歴史は、まず、時代を順番にいえますか。私が生徒に教える場合、しっかりと時代の順番をいえるように
取り組みました。時代の並びかえの問題が出題される可能性がありますので、時代の順番を覚えてから、活躍した人物、重要な年号を覚えておきましょう。
地理は、世界地理・日本地理と分けることができます。そのため、世界地理・日本地理の場合、気候・山脈・河川・平野(盆地)などを覚えてから、農業・工業などをしっかりと肉付けしていきましょう。

【国語】
 国語の勉強をしていない生徒は、多いのではないのでしょうか。「日本語で書かれているから、なんとかなるだろう。」という考え方が多い分、勉強を軽視しがちになります。私自身もこの油断で高校入試の国語は、一番点数の低い科目でした。国語さえできていればと思っても勉強量が少なければ、望み通りの結果はできません。定期テストの勉強とは、異なる準備が必要となります。学校の定期テストでは、習った問題から出題されるため、基本的に学校のワークをはじめ、類似の問題がたくさんあります。学校のノートと学校のワークをベースに勉強をしてもらえば、点数は取れるのですが、入試の本番は見たことのない文章が題材になります。そのため、教科書で取り扱っていない問題を解くのがよいです。学力テストの復習をすることと、過去問に取り組んでいくと良いと思います。

 私が教えて受験直前にすごく伸びた生徒は、学力テストの平均が170点の生徒が入試本番で230点代の点数を取り、100点前後の生徒は、入試本番で190点になった生徒がいます。二人に共通していたのは、現状を打破する「意欲」があったということです。そのため、やるべき課題を忠実にこなしてくれたことが大きな要因です。「何とかしたい」という思いは、生徒の「やる気」につながります。その思いがあれば、短期間でも実力をつけることはできます。学力テストが終わった段階で、いずれの生徒も引き受けましたが、最後まであきらめないで取り組むことが必要です。

 学力テストが終わって結果が伴わなくても落ち込むことはありません。残りの3か月間をどのように過ごすかということが非常に大切だと思いますので、悔いのない受験勉強をしていきましょう。

Nov 03

冬期講習会のご案内(中学生コース)

教室長のおしらせ

 冬期講習会中学生コースをアップしました。単科コース・総合コースを用意してあります。

中学3年生の冬期講習会は、公立高校直前対策講座として、11月~2月までの期間の受付も可能です。
例えば、全40コマ×2,500円を月割にして、12月~2月までの3ヵ月間でお支払いも可能です。
初回 12月 36,720円  1月 35,640円  2月 35,640円の分割払いも可能です。(税込)
(テキスト代と送料は別料金となります。7,020円)

「講習・講座」で冬期講習会をご確認願います。

Nov 01

定期試験の季節です。

教室長のおしらせ

 だんだんと寒くなり、冬がもうすぐ到来しそうです。

 柏中学校の生徒は、2学期末テスト当日ですね。テストの準備をしてきた生徒は、試験に恐れずに臨んでください。内申点を上げて、高校入試を有利に受けられるようにしていきましょう。
 
 伏見中学校の生徒は、試験まで2週間を切りました。テストまでもうあとわずかです。できる問題・できない問題を選別して、できない問題を中心に学習していきましょう。 

 中島中学校の生徒は、試験まで3週間を切りました。試験範囲が発表される前から、試験準備をしていきましょう。

 試験前に重要なことは、「今何をやらなければならないか。」ということです。

 試験前でもゲームばかりしていたり、テレビばかりみていたり、勉強と関係ないことをして過ごしているのは、その時は「楽しい」かもしれませんが、あとで必ず「後悔」します。テストで結果を出せない生徒の大半が、「物事の優先順位を決められない⇒自分の好きなことをして過ごす」ということです。試験は、誰かが代わりに受けてくれるものではありません。高校受験をするときにおいて、仲の良い友達と同じ学校に行きたいと思っても、きちんと勉強をすべき時にしていなければ、当然のことながら「自分のせい」で希望する高校受験ができなくなります。

 ただ、勉強をしていても「わからないことが多い」という状態であるのであれば、一度、保護者と相談してみてください。

 定期テストで、平均点以下の場合は、「取戻しの学習」をしない限り、大きく点数が飛躍することはありません。アイリス個別学院では、短期間でできないところまでさかのぼって、「取戻し学習」を行います。「基礎学力定着講座」は、通常のコマ単価よりも安価に設定しております。

 過去大手の塾で教室長をしていた時に、週1回・週2回などで入会していただき、取戻し学習をしましたが時間がかかるため、定期テストに追いつかない状態となっておりました。1ヵ月~2か月程度の短期間で、できなくなっている分野を集中的に授業で行い、わからなくなっているところを取り戻してから、週1回~の授業にしたほうが本当の意味で学力は取り戻せると考えます。

 定期テスト終了後、平均点に満たない科目があるのであれば、早急に、定期テストが終わってからの取戻し学習、冬休み期間中での取戻し学習を考えてみてください。土台の弱いところに知識をつけ足していっても知識が不安定のため、真の理解はできないと思います。

 小学生においても同様ですが、小学校卒業までに「小学校の知識」に不安のない状態かどうか確認してください。小学生向きの基礎学力定着講座として、算数の「割合」「速さ」「分数」の講座を作っております。また、国語の読解力が不十分、漢字等に不安のあるお子様も
基礎学力定着講座で対応致します。(近日中に「国語」基礎学力定着講座をアップします。)

 小学生の知識が十分理解できているお子様向けには、「中学準備講座」(英語・数学)を開設する予定です。先取り学習をすることによって、中学校の授業で「復習」できるように準備をして、定期テストを楽に乗り切れるようにするための準備です。苦手な分野をつぶして、しっかりと基礎ができている状態にしていきたいと思います。

 「講習/講座」の下段に、各種講座の案内がありますので、ご参照願います。
 (中3生用の講座は、近日中にアップ致します。)