お知らせ

2018 Oct 11

家庭学習の仕方 第4回「敵を知り己を知れば、百戦危うからず。」→「己を知る②=計画の立て方」

教室長のおしらせ

 家庭学習の仕方、定期テスト前の計画の立て方について、家庭学習のやる気をなくす原因の一つは、

 

 計画は立派だが、計画通りにこなすことができない。自分の処理できる限界の分量を計画に盛り込んでしまい、計画通りに学習が進まず、計画表を見るたびに作業の遅れが目立ち、やる気を失い、学習しなくなるという「負のスパイラル」を形成する形です。

 

 「負のスパイラル」に陥らないようにするためには、

 

 ① 自分自身の1日にこなせる分量を考え、できない分量を課さないことが大切です。 

 

 家庭学習が習慣になっていない生徒の場合は、まず、分量を段階的に上げていくことが 大切になります。ただし、定期テスト・入試の場合には、いつまでにその範囲をどのように終わらせるかという「期限」から逆算して、こなさなければいけない分量を計算することが必要です。普段から「期限」を逆算して、早い準備をしていれば、特別テスト前、入試前といってもあわてる必要がないと思います。

 

 ② 計画を作成するにあたり、計画がうまく回らない日のことも計算して、調整日を作成 することをお勧めいたします。

 

 予定外のことが起こった場合に、予め対処できる日を最初から盛り込んでおけば、その日をうまく利用して、計画を進めることができるからです。

 

 ③ こなさなければならない仕事を増やさない。

 

 端的に言うと、問題集をあれこれ増やさないということ。(問題集は、1冊の問題集を繰り返し解きなおすということです。)最低3回は、解きなおしてください。答えをおぼえているから、解きなおしをする必要はないと思うかもしれません。しかし、答えにたどりつくためのプロセス、解法を説明できるくらいになって初めて、問題が解けるわけですから、特に数学、理科などは、答えを覚えていることに意味はないのです。問題文の数値が異なる・問題文の操作などによって解けなくなるようでは、「できる」といえる状態ではないのです。