お知らせ

2018 Oct 07

家庭学習の仕方 第3回:「敵を知り己を知れば、百戦危うからず。」⇒「己を知る①=必要時間を考える」ということ。

教室長のおしらせ

 第1回の家庭学習の仕方で、自分自身が該当するものは、何個あったでしょうか。

 私自身も中学生の時は、③のノート作りをすることに必要以上に時間がかかってしまい、他の科目に対する対策が弱くなってしまったという経験があります。

テスト範囲が出されてから、試験勉強を開始する段階で既に「準備不足」であるのです。

 

 大概の生徒が、「テスト範囲が出なければ、試験勉強などできない/試験勉強をはじめない」という生徒がいますが、それは間違いです。

 

 それは、なぜか。中学1年生であれば、第1回の試験は、一番最初からであり、第2回の試験においては、前回の試験範囲の終わりが明示されているわけですから、その次のページから定期テストの範囲になる可能性は高いわけです。テスト範囲の最後はどこかを考える場合、「少なくとも今授業で行われているところ」は試験範囲に入ると意識して準備をしてください。

 

 私の中学時代(啓明中)は、1学期中間テスト・1学期期末テスト、2学期中間テスト・2学期末テスト・学年末テストと成績をつけるテストが5回ありました。今では、1学期期末テスト・2学期中間テスト・2学期末テスト・学年末テストと4回実施されています(啓明中学校/伏見中学校の場合)。

 

 中学校による違いもあるのですが、1学期期末テスト・2学期末テスト・学年末テストの3回実施の中学校もあります。年3回の学校は、最低1カ月前から試験準備をしないと間に合わないでしょう。普段から家庭学習をして準備をしていれば、見直しをしていくことで試験勉強が完成していくわけですから、特別試験前だからと言って、あわてて勉強することはないと思います。

 

 理想的な家庭学習は、試験前に慌てて勉強をしなければならないという状況はない形、言い換えれば、普段の家庭学習でしっかり準備ができている形だと思います。