お知らせ

2021 Jan 10

お子様の学習環境は?

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教室長のおしらせ

 子供を見ていると、学習環境が整っているかで、「自ずと勉強をする生徒」と「勉強をしない生徒」に分かれます。

 子供を取り巻く「友人」・・・お子様の周りには、どのような友人がいるでしょうか。私自身も子供時代を振り返ってみると、「勉強ができる友人」が多ければ多いほど、その友人の進路・学校でのテストの成績など常に意識していたと思います。もちろん、勉強ばかりではなく、よく一緒に遊んだりもしていました。目指す高校などを話し合うことで、良い刺激を受け、「勉強をしなければならない」と自ずと思うようになりました。学習意欲が高い生徒がいることは、お子様の学習意欲をあげることになります。

② 保護者との関係・・・・・・・私自身ももちろん目指す進学先等もありましたが、親からも目指すからには、「〇〇高校」という目標を掲げられました。母からは、よく「勉強をしなさい。」と言われましたが、「勉強しなさい。」と言うと勉強をしたいと思わなくなり、モチベーションが下がるので、「自発的に勉強をするから、勉強をしなさい」と言わないよう取り決めました。子供のころの私は、親の影響を少なからず受けていたと思います。

 副教科については、習い事をしている生徒がやはり有利だなと思います。特に、音楽では、ピアノを習っている生徒の評定は、自ずと高くなります。私自身は、「3」「4」をうろうろしていましたが、ピアノを習っていた妹は、「5」の評定をもらい、水泳も習っていたため、体育も「5」でした。私は、体育は「3」であったため、何か得意なスポーツがあれば、良かったなと思います。この点は、保護者のサポートも必要になるかと思います。中学の評定は、絶対評価になったといえども、副教科ができなければ、公立上位高校の受験チャンスが減ります。当日点勝負は、15%の枠での戦いになるため、内申点を中1の時から、意識していくことは非常に大切だと思います。

③ 基礎学力の状況・・・・・・・既存学年の授業に、現在ついていけているのか。ということです。分数ができない状態のまま、中学生になっている生徒をよく見ます。割合・面積・体積の公式を覚えていない、小学生の漢字の書き取り、読み取りができない生徒もよく見ます。

「なぜ、勉強ができないのか」を真剣に考えてみましょう。

1)既存学年の基礎学力が身についていなければ、勉強についていくどころか、授業を受けていても眠くなります。
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2)当然、「家庭学習」などしなくなります。なぜならば、どこでつまずいているのか、自分自身でわからないからです。勉強よりも、自分のしたいこと(ゲーム・スマホなど)が優先順位が高くなります。
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3)その結果、「今が楽しければよい生活を送り、入試直前に危機感を抱くようになります。」
                         
   このサイクルからの脱却に必要なのは、保護者の力になります。

① 子供の成績の状況から、どこでつまずいているのかを把握する。
② 子供のための解決策を保護者が真摯に考え、改善できるようにする。
③ 「できる」ことが増え、成績が伸び始めると、成績を落とすまいと頑張り始めます。
④ 「ほめる」ということが大切です。たとえ、保護者が取ってほしい点数、例えば、最低70点だとしましょう
 
 定期テストで、20点から40点になった場合、厳しい保護者であれば、「まだまだだな。」と思い、「もっと勉強をしなさい。」というかもしれません。しかし、テストの結果で20点伸びたということを「評価」することは、大切なのです。「やれば、できる」ということを「ほめる」ことによって伝えると次は、もっと頑張ろうと思うのです子供は、誰かから頑張ったことを認められることによって、より頑張ろうと思うのです。

     「伝え方」ひとつで、学習意欲を上げることも下げることもあることを保護者は自覚すべきだと思います。

④ 学習環境における「塾」
  
集団授業型:80点以上定期テストで取れ、評定が「4」以上の学力がある生徒は、集団授業を受けることは悪いことだとは思いません。切磋琢磨できるライバルがいる環境は、成績維持・成績向上の役割を果たします。

個別指導型:既存学年の勉強についていけない生徒、平均点位の生徒、学力が高いため、自分のペースにあった先取り授業ができる生徒にお勧めです。わからない単元までしっかりと戻って学習でき、生徒のペースで学習が進められます。学力の高い生徒は、どんどん先取り授業ができ、部活動の予定を優先して、授業組ができます。

⑤ 「復習」する習慣づけ

 どんな塾に通ったとしても、「復習」をすることを怠ってしまうと、学力は伸びません。習ったことを理解し、覚える作業、それが「復習」です。
最初は、無理なくできるところからスタートしていきましょう。