お知らせ

2019 Sep 01

勉強の秋ですね。

教室長のおしらせ

 9月になりました。受験・定期試験がだんだんと差し迫ってきました。

 「受験までいつまでに何をするのか。」を今一度考えて取り組みましょう。やみくもにやるのではなく、入試の問題には、必ず出題傾向があります。限られた時間の中で、いかに効率よく勉強するかは、出題される問題に即した勉強をするのが要領の良い勉強となります。
しかしながら、基本事項に不安がある場合は、きちんと基本事項を習得したうえで取り組んでいきましょう。

 よく間違える問題については、間違いノートもしくは、問題に印をつけましょう。繰返し復習する場合に優先順位をつけるために、行います。できる問題の復習頻度を抑え、できない問題・よく間違える問題に復習の勉強はシフトしていきましょう。
できない問題については、解説を読んで理解ができているのかどうなのか、解説に書いてある内容について、基本事項についての認識が間違えているのかという点です。基本ができていない場合、応用問題はまず解けることはありません。

 基本ができて初めて応用問題に取り組むことができるわけなので、基本事項を間違えている場合は、基本事項を繰り返し復習していきましょう。

 勉強をしていて一番大変なのは、いかに自分の頭に記憶させるかということになります。記憶の仕組みは、「エミングハウスの忘却曲線」が一番わかりやすいのではないでしょうか。

 「復習」「復習」と繰返し言うのは、記憶力というのは、反復しないと定着しないのですから、1度2度の勉強で定着できるものでは、
ないのです。そろそろ忘れそうだなと思った頃に、きちんと確認のための「復習」をすることによって、知識は定着していくものなのです。

 定期テスト前に記憶をする勉強を始めているようでは、問題演習の面での演習量・問われ方の練習ができていないため、せっかく記憶した知識を引き出すことができません。

 日々の勉強というのは、知識を少しずつ反復し定着させ、定期テスト前には、問題演習を行い、記憶した知識をスムーズに引き出すトレーニングをすることが、試験対策といえます。こうしたことを理解していると、日常やらなければならないことが明確になり、覚えることを後回しにしている結果、テスト前にあわてて覚えることに追われ、問題演習量が足りないまま、試験を迎えることになり、試験で勉強はしたのに、結果が出なかったということになるのです。

 エミングハウスの忘却曲線上では、次の日には、半分近く忘れているので、翌日・翌々日は、しっかりと復習してもらいたいと思います。そして、定期的に(主に土曜日・日曜日)今まで習ったことをしっかりと復習するということを行うということです。記憶がある程度できてから、問題演習に取り組むのが良いと思います。

 試験1か月前は、記憶7:問題演習3位で良いかと思います。試験が近づくにつれ、記憶1~2:問題演習8~9で取り組むと良いでしょう。記憶も問題演習もどちらもできて、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という状態にできていると思います。

 「敵を知り」ということは、すなわち、出題される問題形式、頻出問題、時間配分を考えなければいけない問題を自分で理解しておくということです。「己を知る」ということは、記憶、よく間違える問題を自分で理解していることになります。
この一方しかできていない場合、勝率は、50%となります。

 試験は、合格点を取れば、良いわけですから、必ずしも満点は取らなくてもよいので、捨てる問題があっても良いのです。
但し、合格点ぎりぎりの点数をはじめから狙うと、1割くらい点数が下がる傾向があるので、合格点よりも1割増し位の点数を取る気持ちで、試験準備をする必要があります。

 まだ、試験まで時間はありますが、慢心は、同じ過ちを繰り返しますので、試験に向けて、もう一度、自分の勉強方法を見直ししてみましょう。